令和5年5月27日(土)に岐阜市立鷺山小学校体育館にて、岐阜市社会福祉協議会鷺山支部、鷺山公民館主催 健康講座『睡眠』を考える~人生100年時代!くらしに役立つ睡眠と健康の知恵袋~が開催されました。
講師に明治安田生命の臼井 洋子さんをお招きに、睡眠に関して、①睡眠について正しい知識を『知る』、②よりよい睡眠をとるための方法を『実践する』、③ご自身にとってのよ睡眠を『実感』するという3つのポイントからお話頂きました。
睡眠は50歳を超える頃には基礎代謝が低くなることや日中の活動量が低下することで必要な睡眠量が減少するため、深い睡眠が少なくなり小さな刺激でも目が覚めることも増えて、実質的な睡眠時間が減少してしまいます。そこで、各々のリズムにあった睡眠を見つけることが大切だそうです。
より良い睡眠をとるためには生活行動の中にも多くのポイントがあります。一見関係なさそうなことでも睡眠との繋がりがあるようです。
例えば、『日中に多くの人と会っている』『たくさん歩いて活動的に過ごす』『1日1回は腹の底から笑うようにする』『夕食以降、コーヒー、お茶等を飲まない』『ぬるめのお風呂にゆっくりつかる』『布団の中でテレビやスマホを見たり読書をしない』など、睡眠の質をよくする様々なポイントをデータを示しながら説明を頂きました。
また、筋弛緩法という身体をリラックスさせる椅子に座ってできる体操を教えてもらい、実践していきました。
両足を伸ばし足の下の筋肉を意識して力を入れて5秒間維持します。その後、全身の力を抜いて脱力します。この運動を3~5回程度繰り返すことで、心もリラックスさせ寝付きがよくなるそうです。
その他にも、動画を見ながら首の体操、腕の体操など色々な運動を体験していきました。
その他にも、より良い睡眠をとるために、睡眠をとる場所の明るさのことや温度や湿度、音のこと、使用している寝具の寿命など幅広いポイントを教えてもらいました。
人生の内、睡眠が占める時間は非常に大きな割合です。健康な生活を送るためにも、睡眠の質を向上させることが非常に重要であることを認識することが出来る講座でした。
また、健康講座にあわせて、岐阜市北保健センターや岐阜市地域包括支援センター北部の皆さんの協力を頂き、骨密度の計測や血圧の測定も行いました。生活の質を向上させるためにも、睡眠をはじめ血圧や骨密度に気をつけていくことを意識することが出来ました。