令和4年9月4日(日)に、鷺山小学校にて大規模災害発生時の避難所開設に向けた訓練を実施しました。
新型コロナウィルス感染症への対策を講じながら、避難所を開設する場合の留意点について確認するために、岐阜市都市防災部ならび岐阜市地域派遣職員の皆さんと一緒に、訓練を実施しました。
まず始めて、鷺山小学校グラウンドの防災倉庫及び鷺山小学校の避難資材保管教室に備蓄されている物品の確認を行いました。
グラウンドの防災倉庫には、大人数の避難者を受け入れるために必要な炊き出し資材や資材を搬出するためのリアカー、発電機、投光器など大きな資材が保管されています。また、飲料水を確保するための浄化機材も保管されており、様々な状況下で活動が出来るように資材が揃えられています。
小学校の教室にある備品には、長期保存が可能なアルファ化米やおかゆ、大人用のおむつ、生理用品など、避難所での生活に関わる資材が保管されていました。中には、妊婦の急な分娩にも対応するための、分娩のために必要にな機材も保管されていました。
避難所にたくさんの地域住民が訪れた際、新型コロナウィルス感染症に罹患している恐れのある体調不良者を受け入れるために必要な小学校の教室についても確認をしていきました。
使用するトイレも分けることを想定して、可能な限り一般避難者と体調不良者を接触しないように工夫がされていました。
その後、体育館に訓練会場を移して、体調不良者を受け入れるための隔離スペースの確保に向けたパーテーションやテントの設営、簡易ベッドの組み立てを行っていきました。
組み立てには、それほど時間を要しなかったのですが、いざ片付けを行うとなると、骨組みを上手く畳んでいくのに苦労しました。
訓練最後には、避難所開設訓練で取り組んだ内容を踏まえて、今後の活動に向けて参加者から意見を頂きました。受付設置場所の位置の検討、避難者の誘導に向けた工夫の必要性、備品資材として今後追加していく必要がある物について意見が出されました。
大規模な災害は、発生しないことが一番良いことです。しかし、いざ大規模な災害が発生した時には、できる限りスムーズに運営が出来るように今後も検討を進めていきたいと思います。