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ミニ集会 コロナ時代のネット環境

令和2年11月7日(土)に鷺山小学校 体育館にて、鷺山青少年育成市民会議、共催:鷺山自治会連合会、鷺山公民館、鷺山小学校PTA、鷺山校区子ども会育成会で、ミニ集会が開催されました。
講師には、情報モラル教育研究所 代表の上水流 信秀さんをお招きし、「コロナ時代のネット環境」と題して講話を頂きました。
こちらは、公民館講座の人権講座としても位置付けられており、当日はYou Tube Liveでの生中継も行い、新しい生活様式に応じた講座の開催となりました。
上水流先生には、今年の7月 夏休み開始前に、小学校6年生、5年生にも情報モラル教育に関する講話を頂いており、今回のミニ集会では、保護者に対して情報モラルに関する情報を提供してもらった次第です。
昨年の冬から世界的に感染が拡大している新型コロナウィルスは、多くの影響を与えると共に、子ども達の生活スタイルについても大きな変化を否応なしに与える結果となりました。
春には3ヶ月の長期に亘る休校もあり、その時の過ごし方はネットと子ども達の関係性にも大きな変化を与えたことです。
今後、新しい生活様式に応じた子ども達の生活の変化に対応するためにもネットとの付き合い方を見つめ直す必要性についてお話を頂きました。
今までは、子ども達とネットを遠ざけることで子ども達を守るスタイルであったのが、新型頃ウィルスの影響で、リモート授業なども取り入れられたりしており、正しくネットを活用できるかどうかが、今後の子ども達の成長にも大きな影響を与えていくことになります
そこで、子ども達がネット依存にならず、賢いネット利用者として成長していくためのポイントをお話頂きました。
一旦、ネット依存に陥ってしまうと、そこから普通の生活に戻ることは困難になるため、できるだけ早い時期(小学校低学年頃)から、親子でネットを利用する際の約束をきめて、保護者も積極的に子ども達のネット利用の状況について把握していくことが重要であるとお話がありました。特に1日の利用が3時間以上になってしまうと、そこからネットの利用時間がどんどん多くなってしまうネット依存に陥りやすくなることから、そのような生活スタイルにならないように親子でコミュニケーションをとって、正しくネットと付き合う生活リズムを作り、賢いネット利用者になっていくことが重要です。
また、子ども達がゲーム中継のチャットサイトや動画配信サイトに個人情報をばらまいてトラブルに巻き込まれる「ばらまくキケン」、ネットの中で、見ず知らずの人とネットでやりとりをして個人情報を教えたり、会う約束をしてトラブルにあう「つながるキケン」ネット依存になって、誰ともコミュニケーションをとらなくなってしまう「つながらなくなるキケン」という3つの「キケン」に陥らないか、見守っていくことが重要であるとお話を頂きました。
万が一、子ども達がネット上に個人情報を含んだ不適切な動画や情報を掲載してしまった場合に、保護者がすぐに削除手続きが行えるように、子ども達が利用しているSNS等のサイトのIDやパスワードを記録しておくことが大切だとお知らせ頂きました。配布資料では、子ども達がネット依存になっていないか確認できる判定表も提示頂き、各家庭で親子で試してほしいと呼びかけてもらいました。
保護者と子ども達では、世代が異なるため、ネットとの付き合い方自体が変わってきているから、子ども達がネットを利用すること自体を否定するのでは無く、正しく利用できるスキルと生活習慣を身につけることが、子ども達をネットの危険性から守る重要なポイントであるとお話頂きました。