令和2年2月1日(土)に鷺山小学校にて、家族で集う『男の料理教室』が開催されました。
今回のテーマは『いざという時のための防災食』です。大地震等大規模災害が発生した場合、長期間に亘って避難所での生活が余儀なくされる場合があります。
そのような中でも自らの健康を維持するためには、限られた中でも食事を摂ることが重要になります。そこで、アルファ化米や乾物などを活用した防災食を作ることに取り組んでいきました。
災害時にどのような食材が活用できるのか?実際に防災倉庫に保管されている『アルファ化米』の五目御飯のキットを使いながら、お湯を入れるだけで御飯が炊き上がる様子を説明して頂きました。
また、鷺山地域での防災体制についてどのようになっているのか、現在、日々検討が進められている鷺山自主防災隊の防災体制についても紹介がありました。
身近な防災の話を聞いた後は、いよいよ防災食に挑戦です。
この日挑戦したメニューは、アルファ化米を使った炊飯、サバ缶を活用したスペイン風オムレツ、切り干し大根と梅を使った和え物、乾物を中心としたお味噌汁、そして心をホッとさせてくれるデザートのプリンです。
まずはじめに、お湯に入れても大丈夫な高密度ポリエチレン製の袋に、プリンの材料を入れて混ぜ合わし、お湯の中でゆっくりと固めていきました。避難所ではできるだけ洗い物やゴミを減らすことを心がけて調理することが重要です。
切り干し大根の和え物では、切り干し大根をチッキンバサミで食べやすい大きさにカットした後、ポリ袋に材料を入れて混ぜ合わせていきました。ここでも洗い物を減らすポイントが活かされています。
メインのおかずは、保存食として重宝するサバ缶を使って、栄養価の高く簡単に作れるスペイン風オムレツです。皆さん、手際よくキャベツをカットし、材料を混ぜ合わせてオムレツを焼いていきました。
限られた食材で如何に栄養価のある食事を摂ることができるか!それが避難所での生活を乗り切る大きなポイントになるでしょう。
参加者の皆さんからは、お湯を入れるだけで炊飯ができるアルファ化米のことや、自宅でストックしている物を使った防災食についての感想が多く頂けました。
皆さんのお宅では、いざという時に食事を摂ることができる備えはありますか?これを機会に、ご自宅の防災対策を確認しておきましょう。
なお、災害時の食事については、東海農政局のHPにも掲載されています。こちらも参考にしてください。