平成30年6月30日(土)~7月1日(日)に毎年恒例自治会長及び各種団体長研修・親睦旅行に行ってきました。
今回は松本、高山方面への視察ということで、道中バスで移動する中、防災に関する研修を実施しながらの旅行となりました。
たっぷりある車内の時間を活用して、実際に起きた大震災の事例をもとに、各家庭で行える防災に関する基礎知識を蓄えていきました。
先日発生した大阪での地震でも、家具の転倒防止対策をしていたことで、完全には転倒を防ぐことは出来なかったとしても、地震直後に逃げるだけの時間を稼ぐ効果も認められ、日頃の対策の必要性を実感させられる話も伺えました。
いざという時の避難時には、自分たちの身を如何にして守るのか、その準備に欠かせない避難袋についても復習が行われました。
まず、公的な支援物資が避難場所に届くまでの数日間、自分たちだけで水や食糧、医薬品を確保する必要があります。準備を怠ると周りの人に迷惑をかけることになります。
自助の精神を忘れずに、自分の身は自分で守る気持ちをいつも持ちつつ、各家庭の対策が十分であるか、今一度確認すると共に、周りの皆さんに事前の準備を行うことの重要性を呼びかける必要性を感じた研修となりました。
NHKでもこの様な情報が出ています。是非、参考にしてみてください。
研修が終わる頃には、目的地の松本へ到着です。
まずはじめ、味噌蔵の視察をおこない、発酵食品からだへの役割や食事の重要性について、学んで行きました。
年齢を重ねると食が細くなり、必要な栄養素が不足気味になります。そのようなことがないように、日頃の食事を十分に摂っていく必要性と、発酵食品を織り交ぜながら食生活を充実させることが健康寿命を長く保つための秘訣であることを学んでいきました。
その後、松本市の名城「国宝 松本城」を訪れました。国宝に指定されている城は全国で5つあります。松本城以外には、世界文化遺産にも指定されている姫路城、白帝城の名で知られる犬山城、彦根城、松江城があります。
国宝に指定されるだけのことがあり、昔ながらの構造ということで、非常に急な階段の連続でした。中には天守につく頃には、息が上がってしまう方もおみえになりました。その後この日の宿となる白船グランドホテルへと向かいました。周りは緑に囲まれ、携帯電話の電波も繋がりづらい秘境という名にふさわしいお宿です。
日頃の自治会をはじめとしたまちづくり活動への考えや改善点について胸襟を開いて活発な議論を行う良い機会となりました。
翌日は、高山方面を経由して各所を回っていきました。一箇所目が新穂高ロープウェイです。天候が良ければ周りを囲む槍ヶ岳、笠ヶ岳、焼岳など名峰を望むことが出来る場所ですが、生憎この日は雲がかかって、峰々を捉えることがなかなか出来ませんでした。
その一方で、標高が2000mを超える亜高山帯林独特のアオモリトドマツやトウヒ、ダケカンバといった樹木が生える森を眺めることが出来、鷺山に生えている樹木とはかなり趣が違うなぁと感じました。
最後の経由地には、高山祭屋台会館を訪れました。高山祭の歴史を感じると共に、優美な山車の姿やからくりの動きに魅入られたひとときとなりました。
1泊2日の工程では、バスで移動する中、自治会の会議では話さないような充実した交流を深める機会となりました。これから、鷺山夏祭り大会、敬老会、市民大運動会、文化祭と目白押しになる活動を迎えるにあたって、結束を高める良い機会となりました。