平成29年11月26日(日)に緑ヶ丘地区公民館にて、“身に付けよう 応急手当!″緑ヶ丘地区救急救命講習会が開催されました。この日は、小学生2名を含む27名が参加されました。
救急救命講習の指導は、岐阜北消防署の三浦 博文さんと大西 功二さんの2名の署員が来てくださいました。
この日の講習は3時間の講習で、
①一次救命処置の手順
②心肺蘇生
③AEDの使い方
3つの内容を指導して頂きました。
まずはじめに、要救助者を見つけたときの対応を講師の方に見本を見せてもらいました。
講師のお手本を見た上で、参加者全員で救命救急方法を実践しました。
心臓マッサージを行うときは、胸骨の真ん中に体重を乗せてしっかりと押し込む事が重要です。肘をしっかりと伸ばして、少なくても5センチは沈み込むように心臓マッサージを行いましょう。速さは1分間に100~120回のリズムで絶え間なく行うことがポイントです。
人工呼吸は、倒れている要救助者の鼻を押さえて、あごを上げるようにして軌道を確保して、心臓マッサージ30回に対して、人工呼吸を2回行います。なお、嘔吐、吐血等で感染リスクがある場合や人工呼吸ができない時は、心臓マッサージのみを行うだけでも、救命率が上昇します。
心室細動といった異常な心臓の活動を止めるための機器であるAEDの取扱いについてもみんなで実践していきました。
非常に強力な粘着力のあるパッドを心臓を挟むように胸と脇腹に貼り付けて、電気刺激を与える訓練をしました。
AEDは、電源を入れると作業の手順を音声でアナウンスをしてくれるので、その指示通りに機器を使えれば誰でも使用できます。いざという時は落ち着いて音声アナウンスに従い、救命活動を進めていきましょう。
救急救命講習の最後は、気道異物の除去・
3時間の講習でしたが、皆さん真剣に取り組み、参加者全員に救急救命講習修了証が発行されました。
この日に行った心肺蘇生の救命処置の詳細については、こちらをご覧ください。