平成29年10月21日(土)に鷺山公民館にて、大人のためのサイエンスショー ミスターサイエンスふるた(古田校長先生)の楽しいサイエンスショーが開催されました。
古田先生のサイエンスショーは、身近な物を使った素敵な科学の世界がオンパレードです。
まずはじめに披露して頂いたのが、コーラをあっという間に別の飲み物に変化させるショーです。
古田先生がペットボトルに向かって「かわれ!」とかけ声をかけると、自らいきなりコーラに変わったり、コーラがいきなり別の飲み物に変わったりするのです。これは、ヨードチンキとビタミンCの反応による色の変化を応用した化学のパフォーマンスでした。
コーラにタブレットのお菓子を投入するとどうなるでしょう???これも驚き!一瞬にして大量の泡を噴出しはじめました!この応用で、泡の消えてしまったビールを乾いた割り箸で混ぜると泡が復活する原理についても説明をしてもらいました。
その他にも、二酸化炭素が水に溶けやすい性質を活かした炭酸水の作り方を実験を交えて披露してくださったり、おむつに使われている吸水性ポリマーを活用した水のトリック、水風船をライターであぶっても破れない秘密、膨らんだ風船を竹串で刺しても割れないコツなど、色々な科学の知識を活用した不思議な現象を教えてもらいました。
流体力学で学ぶベルヌーイの定理を活用した実験では、野外の掃き掃除に活用されるブロワーの風力を使って、風船を空中で自在に扱うパフォーマンスが披露されました。
サイエンスショーの最後には、カラフトシシャモとして取り扱われている「カペリン」というお魚の卵が、人工数の子の素となっていたり、人工イクラの構造や、身近に使用されている色素の中には、カイガラムシ由来の物があったりすること、ゆで卵を茹でる時間によって硫化水素が発生し黄身が黒ずむことなど、その理由も含めて教えてもらいました。
サイエンスふるたのお話は、まだまだつきそうにありませんでしたが、この日は時間の関係上、これにて終了となりました。是非、次の機会を楽しみにしています!