平成28年7月17日(日)に、鷺山校区自主防災隊 防災訓練が開催されました。
今年の防災訓練は、昨年までことなり「鷺山小学校児童」も授業の一環として防災訓練に取り組むことになりました。
自分の命は自分で守る!自助の心がけを養っていく上でも、非常に大きな一歩を踏み出した取り組みです。
各地区では、水消火器による初期消火訓練、AEDを活用した心肺蘇生訓練、動力を使用した放水訓練、倒壊家屋からの人命救助訓練など、様々なメニューが実施され、充実した訓練が展開されました。
参加された小学生も、AEDや初期消火訓練などに積極的に参加してくれました。
各地区での訓練が終了した後、鷺山小学校グラウンドに避難誘導を兼ねた避難者の移動を行いました。
いつもは慣れ親しんだ通学路も、発災時にはどのような状況になっているか分かりません。そういうことも想像しながら、引率した大人達は丁寧に対応していきました。
鷺山公民館の脇には、火災時に発生した煙によって視野がどれだけ奪われるか疑似体験ができる「煙トンネルハウス」も設置されていたので、多くの児童が体験してくれました。
こちらの煙は無害の煙ですが、実際の火災では有毒ガスを含んだ煙が襲ってくると思うと、本当に危険だと実感できました。
大規模災害が発生した際は、鷺山小学校が避難所として利用されます。その時に使用する災害トイレについても設置されて、どのように使用するのか展示されました。
この災害用トイレの設置できるマンホールは、鷺山小学校 北舎の西側 ウサギ小屋がある付近に5箇所整備されています。
発災時には、各トイレを仕切るテントも設置されて運用されます。
また、岐阜赤十字奉仕団鷺山分団や給食給水班のメンバーを中心に、避難者に提供される食事の準備訓練も行われました。
この日はアルファ米の五目御飯とひじきご飯が準備されました。
小学生と合同で実施する防災訓練では、初めてのこともあり、今後様々な反省点等も総括されていくことでしょう。この様な日頃の訓練の積み重ねが、いざという時の対応に大きく影響していきます。
各家庭でも、発災時には、どこへどのように避難するのか?家族同士の連絡はどのように取り合うのか?避難用の防災袋は準備出来ているか?など確認をしておいてください。自助、近助、共助、公助 この連携を如何にとっていくかが、減災において非常に重要になることを意識していきましょう!