平成27年12月24日(木)に健康相談が開催されました。健康相談では、毎回保健師による健康についての相談、血圧測定、尿検査が行われます。日頃の皆さんの体の調子を見るには非常に良い機会になっています。
それと共に、毎回テーマ毎の健康セミナーも開催されます。
12月のテーマは、「見過ごさないで 大切な人の悩み」です。
自分や、自分の身近な人のために知っておいてほしいことがあります。
うつ病は日本人15人に1人が経験すると言われるほど身近な病気です。気づきにくく放っておいたり、無理を重ねたりすると自殺につながる恐れもあります。早期発見・早期対応が何よりも大切です。
自分や、身近な人の心と体の状態に耳を澄ませてみましょう。
あなたは本当に、元気と言えますか。
〇うつ病とは・・・
日本人に多い気質で誰もがなる可能性があります。
うつ病の特徴としては、几帳面で責任感が強い、秩序を重んじて融通がきかない、人に相談するのが苦手で一人で頑張りすぎる、他人の評価を気にするといった性格の人がかかりやすいです。
強いストレスを感じて脳内にトラブルを生じ、こころのエネルギーが低下し、生活に支障が出てしまう状態です。
〇ストレスのきっかけ
うつ病を発症するストレスのきっかけとしては、家族の病気や死・介護・自分の病気や災害など喪失体験などがあります。
周りの人でこんな人を見かけたら要注意です!
①以前と比べて表情が暗く、元気がない
②体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
③仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
④周囲との交流を避けるようになる
⑤遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
⑥趣味やスポーツ、外出をしなくなる
⑦飲酒量が増える
などがあります。
自己チェックのポイントとしては
①毎日の生活に充実感がない
②これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
③以前は楽にできていたことが、今では億劫に感じられる
④自分が役に立つ人間だと思えない
⑤わけもなく疲れたような感じがする
5つの内、2つの項目が2週間以上続いてつらい気持ちになったり、生活に支障が出てきたら「うつ病」になっている可能性があります。
まずは日頃から声の掛け合いをし、気付くところから始めましょう。体調不良がきっかけで生活リズムが変わってしまうことがきっかけになることも多いです。
〇また、ちょっと変だなぁ~と感じたら、身近な相談窓口に話をしてみましょう!
相談するところとしては、
①かかりつけの医療機関の医師
などがあります。一人で抱え込まないで相談しましょう。