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健康講座 第2弾 健康講座 介護食講座

令和7年11月12日(水)も、鷺山公民館にて、健康講座 第2弾 健康講座 介護食講座が開催されました。

この日の健康講座は、前回の第1回の介護食講座に引き続き『介護食』をテーマに、実践を踏まえて開催されました。

岐阜市包括支援センター北部の保健師である細井さんからは、歯の健康の面から留意する点をお話し頂きました。歯茎が下がってきていたり、歯槽膿漏や歯周病による影響で、口腔内の健康状況が悪化することで、心身ともに悪影響をもたらすことから、正しい歯磨き、定期的な歯科検診を行うことで口腔内の健康を保つことが、日々の健康を維持する上で、重要であると説明を頂きました。

介護食の実践講座では、前回に引き続き、鷺山自治会連合会 副会長として活躍される『介護食士』の山田 美代治さんに御紹介頂きました。

介護が必要な高齢者の食への満足度を保ちつつ、栄養ある食生活を送ってもらうために、介護食というアプローチがあります。食事はやはり『見た目』も非常に重要であり、食材の持つ見た目の美しさを残しつつ、高齢者の皆さんに栄養ある食事を摂ってもらうために、様々な工夫ができることを教えてもらいました。

それぞれの食材を、味付けした状態でミキサーをかけてとろみをつける粉を使うことで、食材の持つ見た目も保ちつつ誤嚥を防ぐ柔らかな介護食が作れることを、目の前で見せて頂きました。ミキサーで掛ける手間やとろみをつける加減をしっかり準備することで、本当においしい介護食が短時間でできあがることを見せて頂きました。

実際の介護食の作り方を見せて頂きながら説明を頂いた後には、介護食の試食体験をしていきました。

お皿に載せられたものの内、左側が介護食、右側が介護食の材料となる普通食です。見て目の良さが本当に際立つ介護食であることが、並べて見せて頂くとよくわかりました。そして、参加者全員で実際に介護食を食していきました。

介護食の味わいは、普通食と遜色ないもので、見た目も美しいことに参加者の皆さんが、驚きながら介護食を頂きました。のどごしの優しさが高齢者の誤嚥を防ぐ上でも非常に良い食事であることを実感することが出来ました。

介護食の試食が終わった後は、参加者からの質問に、山田さん自らの経験に基づくアドバイスが頂けました。家庭での介護に携わる人、これから携わるかもしれない人、色々な立場の人にとって、本日の介護食の実践講座は、本当に役に立つ講座となりました。