平成27年10月18日(日)に、岐阜市西中島 鏡島大橋北駐車場にて、平成27年度岐阜市総合防災訓練が開催されました。
総合防災訓練は、大規模災害時の災害応急対策を円滑に行うために、岐阜市、防災関係機関、自主防災組織の連携を強化するとともに、市民一人一人が、防災意識を高め、防災行動力を身に付けることにより総合的な防災対応力の向上を図ることを目的に毎年開催されています。
テーマは、連携強化で目指すは「減災」です。
防災訓練には、消防・水防・警察・自衛隊をはじめ、救命に関わる医師・歯科医師・薬剤師、ライフラインに関わる電力・ガス・水道関係、土木復旧に関わる建設・建築業など、社会インフラに関わるありとあらゆる組織が参加され、連携を確認しながら訓練が進められていきました。
災害発生時の岐阜県警のバイクによる情報収集から始められ、その後、確認された事案に的確に対応していく連携作業を訓練していました。
被災した車の撤去、自衛隊の軽装甲車や国土交通省河川パトロール隊による情報収集、水防団による積み土のう工、市民消火隊による放水など、実施された訓練は本当に多岐に亘りました。
土砂災害に巻き込まれた車両からの救助訓練では、災害救助犬による人命救助も行われました。警察関係者の手際よい車両から救出活動はすばらしいものがあります。
たま、減災の重要ポイントである「共助」を確認するための取り組みとして、自主防災組織によるバケツリレーによる消火、女性防火クラブや中学生による三角巾を活用した応急処置などにも取り組みました。
この様な訓練が進められる裏では、自衛隊や女性防火クラブの皆さんによる災害時の炊き出し訓練も実施され、アルファ米の五目御飯、自衛隊特製のカレーなども仕込まれて、来場者に振る舞われました。
ライフラインの復旧訓練では、実際に使用する機器を持ち込み、どのように仮復旧を行うのか訓練が披露されました。
大規模災害で想定される建物の被災についても、岐阜県防災航空隊のヘリコプター若鮎3号による救出訓練、はしご車をはじめとした消防車両による放水訓練も淀みなく進められました。
来年度は、この岐阜市総合防災訓練の当番が、鷺山になっています。地域全体で防災意識を向上させ「減災」に向けての活動を積み重ねていきたいです。
平成27年度岐阜市総合防災訓練の様子は、こちらのさぎ山写真館でも確認できます。是非ご覧ください。