令和4年7月30日(土)に鷺山子ども館及び鷺山公民館にて、鷺山公民館及び鷺山子ども館の合築施設の建設に向けたワークショップがスタートしました。
鷺山公民館の一部が、土砂災害防止法のレッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)に指定されているため、移転が必要とされていました。また、鷺山子ども館は、鷺山中洙土地区画整理事業の事業範囲内にあったため、移転改築が必要な状況でした。
そこで、この鷺山中洙土地区画整理事業の機会を活用して、鷺山公民館と鷺山子ども館を合築して複合機能を有した施設を建設することを鷺山自治会連合会、鷺山まちづくり協議会、鷺山公民館の3者から提案しました。この提案をうけて、この度、鷺山公民館及び鷺山子ども館の合築施設の建設が進められることになりました。
令和4年度は、そのための実施設計が行われます。そこで、地域住民が新たな施設に求める機能や今後どのような活動を進めていくのか考えながら、新たな施設に対するニーズをとりまとめるワークショップを行うことになりました。
第1回ワークショップでは、合築施設の建設予定地である鷺山子ども館東側の現場において、おおよその建物の大きさとなる600平米の面積規模を確認しました。
駐車場や駐輪場の位置、整備される道路や街区公園との位置関係も確認し、参加者でイメージを共有していきました。
その後、鷺山公民館に移動して、ワークショップ形式の意見交換を実施しました。参加者は4つのグループに分かれて意見交換を行いました。ワークショップの進行は、ぎふNPOセンターの理事長を務めておられる野村 典博さんにお願いをし、中立的立場で様々なアドバイスを頂きました。
ピンク色と黄色の付箋を使って、新たな施設に必要な「機能」と「取り組むべき活動」としてどのようなことが考えられるか、ブレインストーミングにより意見を出し合いました。
グループでは活発な意見が交わされ、防災機能、多様な住民の交流機能、子育て支援機能など多くのポイントが提示されました。グループで出された意見は、KJ法によるとりまとめをイメージしてまとめていきました。
各グループの意見はそれぞれのグループメンバーが意見発表を行い、出された意見の共有を図りました。
グループ意見の発表が終わった後、ファシリテーターの野村 典博さんから第1回ワークショップの総括を頂きました。
今後、設計されていく合築施設は、予算や施設面積などの制約条件を考慮して計画が進められていく中で、住民が出したニーズを如何にして具現化しくことが出来るのか考えていくことが、これからの行政に求められるとアドバイスされました。
また、住民自身が施設の運営者として主体的に取り組むことが、これからのまちづくりに向けて重要であるとアドバイスを頂きました。全体で5回のワークショップが開催される予定ですが、そのワークショップを通して合築施設を中心とした新たなまちづくり活動の方向性を考えて行くことが出来ればと思います。