平成27年5月28日(木)に平成27年度最初の健康相談が開催されました。健康相談では、毎回保健師による健康についての相談、血圧測定、尿検査が行われます。日頃の皆さんの体の調子を見るには非常に良い機会になっています。
それと共に、毎回テーマ毎の健康セミナーも開催されます。
5月のテーマは、「今日から実践 熱中症予防」です。
4月は雨が非常に多くなりましたが、5月は一転して夏日を記録する厳しい日差しが続きました。まさに熱中症が心配な天候でした。
若者~中年層では主に炎天下で熱中症を発症しますが、高齢者は室内でも起こりやすく、重症化しやすいのが特徴です。
そんな熱中症を予防するにはいくつかのポイントがありますから、皆さん覚えておいてください。
<熱中症の予防法>
*暑さを避けましょう。
外出時には帽子を被る・日傘をさす・日陰を選んで歩くようにしましょう。室内であっても感じ方だけに頼らず、室温計を目安にしましょう。
*体感温度を下げる工夫をしましょう。
濡らしたタオル・保冷剤等を活用して、首まわりや脇の下、太ももの付け根などの太い血管を冷やし、血液の流れを利用して冷やしましょう。また、皮膚に密着しない吸湿・速乾の衣服の着用も有効です。
*こまめな水分・塩分の補給をしましょう。
水分は、一度に沢山飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むのが効果的です。大量の発汗を伴う場合は、水分と一緒にミネラル成分(ナトリウム)も失われるのでスポーツドリンクや、時には塩分(梅干等)をとるようにします。
*急に暑くなる日に注意しましょう。
体は徐々に暑さに慣れていきます。
*規則正しい生活をしましょう。睡眠と栄養は予防の基本です。
3食(特に朝食)をきちんと食べましょう。また、寝るときに、頭を冷やすことが安眠できるコツ。
*体を動かし、汗をかく習慣で丈夫な体を作っておくことも大切です。
また、環境省からも熱中症の予防に関する情報をまとめたサイトが開設されています。こちらも一度確認してみてください。