平成25年7月7日(土)に、鷺山校区自主防災隊防災訓練が実施されました。
7時~8時は、各自治会単位でまとまって、避難経路の確認、心肺蘇生、AEDの使用訓練、簡易担架、消化器の使用訓練等、テーマ別に取り組んでいきました。
その後、8時30分~自治会長、班長等が集合し、鷺山小学校体育館にて、災害避難時に対応するための雛所開設訓練を行いました。
避難所開設訓練は、昨年12月に自治会長を中心に実施して以来、2回目の取り組みとなります。
今回の訓練では、前回より参加者の規模を大きくし、大人数で取り組んだ場合の課題の確認も視野に入れて実施されました。
訓練では、
①避難所開設に必要な備品の確認
②家族別に休息をするための段ボール等による間仕切りの設置
③簡易トイレの設営
④発電機の使用方法確認
⑤傷病者の手当等の段取り
⑥バケツリレーによる消火活動への対応訓練
⑦避難者への食事の段取りを行う給食対応訓練
⑧このような機能を統括するための本部機能確認訓練
が行われました。
備品は、要救助者を救助するための機材の他、避難所生活をするために必要な備品まで様々なものが備え付けられていることがわかりました。
中には、妊婦さんの避難所での出産に対応するための「分娩セット」や要介護者向けの紙おむつなどもあることがわかりました。
傷病者への手当については、多数の傷病者が避難所に運ばれてくることを想定して、傷病者に対して「トリアージ」と呼ばれる取り組みにより、手当の緊急度合いを確認し、適切に医師による手当を受けられるように判断をしていくことが重要であると説明がありました。
避難所生活をする上で必要となる、プライベート空間を確保するための間仕切りの設置、大勢の皆さんを受け入れるための簡易トイレの作成も、実物のキットを使用して作成していきました。
野外では、発電機の使用方法について、消防団員、水防団員の方から指導してもらったり、地区別の住民が力を合わせて、バケツリレーによる水の運搬も行いました。
防災訓練の最後には、給食担当者が作成されたアルファ米を使った味ご飯とポテトサラダが配布されました。
このような訓練を通して、まだまだ検討をしていかなければならない課題も改めて認識されました。今後、実際に災害が起きた際にどのような対応が求められるのか十分に精査していくことが必要です。
また、各家庭においても、地震時対策としての家具の固定の実施や、災害直後の数日間は何とか乗り切れるだけの食料等防災備品を確保しておく等、要救助者にならないための日々の取り組みの重要性も確認された次第です。
皆さんのお宅では、いざという時の対策は整っておられますか?今一度家族で話し合ってみてください。