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岐阜市鷺山地域人権学習推進事業 和奏楽 津軽三味線 里奏会の演奏を楽しみました!

平成30年6月13日(水)に鷺山小学校体育館にて、岐阜市鷺山地域人権学習推進事業 心のふれあいと人権尊重のつどいが開催されました。

主催は鷺山公民館で鷺山自治会連合会と鷺山小学校PTAが共催で開催され、小学校5年生、6年生の児童と地域住民の皆さん約380名が会場に集い、人権について学んでいきました。

この集いのテーマは「津軽三味線を通した人権」です。一見、津軽三味線と人権がどの様な関係があるのかわかりませんが、なかなか深い話がそこにはありました。

まずはじめに、DVD鑑賞「NITABOH」を全員で見ていきました。

このNITABOHは、主人公仁太郎が明治維新前後の動乱の時代に、身分制度から来る差別や病気による障がいを乗り越えて、三味線を極めていく主人公の成長を通して、人権について考えさせてくれるものでした。生まれによる差別の理不尽さ、障がいによる差別の理不尽さを乗り越えていく主人公仁太郎の強さには、心に響くものがありました。

鑑賞を終えた後、和奏楽 津軽三味線 里奏会の皆さんが舞台に登場し、素晴らしい津軽三味線の演奏を披露してくださいました。

津軽じょんがら節六段、ふるさと津軽、古調あいや節など、素敵な津軽三味線の演奏が体育館いっぱいに広がりました。多くの児童は津軽三味線の演奏を耳にするのが初めてだったようで、新鮮な演奏に聞き入っていました。

演奏の合間には、三味線のルーツや津軽三味線が誕生した話などもお話頂き、先ほど見たDVDの様子が深く理解できました。

演奏終了後には、児童の皆さんの体験会も開催頂き、皆さんから津軽三味線や太鼓の手解きを受けてもらいました。

初めて手にする津軽三味線を持つ手は少し緊張していたようですが、丁寧に教えて頂いたおかげで少し音が出せる児童もいました。

集いの最後には、児童代表から里奏会の皆さんに御礼の挨拶がありました。津軽三味線から見えてきた私たちの身近な『人権』。これからも大切にしていきたいと思います。