平成26年11月16日(日)に鷺山公民館にて、鷺山女性防火クラブが研修会を開催しました。
研修会の講師には、岐阜北消防署から坂口さん、鈴木さん、野村さんの3名がお越しになりました。
まずはじめに、地震災害に対する知識と家庭での防災対策に関するDVDを観賞していきました。
地震時には、まず①我が身の安全を守る。②余震に気をつける。③地域のみんなで力を合わせて助け合う。の順番で、行動を起こしていくことの重要性を学びました。
家庭では、設置している家具を転倒しないように固定したり、寝る部屋の家具の位置が寝ている人の上に倒れてこないような位置に設置することが重要だと学んでいきました。
自分の身の安全が確保できたら、ご近所のお年寄り、幼い子ども達が救助を求めていないか確認し、地域住民が力を合わせて救出していくことが本当に重要です。
地震対策に関する学習が終了した後、2グループに分かれて、災害時や日常でも役に立つロープワークについて学びました。
この日は、本結び、巻結び、もやい結び、プルージック結び、新聞などの荷造りに使う結び方の5種類のロープワークを体験しました。
どのロープワークも目的毎に非常に使いやすい結び方で、ひも一本で色々なことができるなぁと実感していきました。
実際の新聞や雑誌を使った荷造りでは、結びたい物を回転させなくても、結ぶことが出来たので力がそれほど強くなくても物を縛ることが出来るコツを習得しました。
この講習と並行して、公民館の炊事場では非常食の調理実習が行われました。段ボール1箱で作ることが出来る五目ご飯は50人前。アルファ米を炊きあげるために8リットルのお湯を準備していきました。
災害時に段ボール1箱あたりに8リットルのお湯をどのようにわかしていくのか、人数分のご飯の準備するためには非常に大変なことだと感じました。そして炊きあがった五目ご飯は、具が上面に固まっているため、全体を混ぜ合わせるにもかなりの力必要だと感じました。避難所で女性だけで人数分の食事を準備することは本当に重労働だと感じる体験となりました。