平成29年12月14日(木)に、鷺山公民館人権講座 現地視察が開催されました。
今回の視察では、岐阜市立岐阜特別支援学校を訪問致しました。鷺山小学校PTA成人教育委員会の家庭教育学級と共催で、約40名が訪問しました。
こちらの学校では、岐阜市内在住の知的障がいをもった子ども達を中心に学習が進められています。
その多様なプログラムの内容に、視察に伺ったメンバーは驚かされました。
和紙を製造するプログラムでは、和紙の素であるコウゾを使った卒業証書の作成の真っ最中でした。自分たちの卒業証書を作成するのがこちらの恒例の活動ということでした。
野外では、農業に関する実習も行われており、冬野菜のマルチの管理が行われていました。
被服に関するプログラムでは、縫製工場で使用される業務用のミシンを巧みに扱いながら、素晴らしい製品を作っていることが紹介されました。このような商品は、地元企業からの注文にも応えておられるそうです。
この日は、皮革作業のプログラムは行われていなかったのですが、どのような製品を製作しているのか見せて頂きました。キーケース、名刺入れ、小物入れなど、その出来映えにみんな驚いていました。各製品は非常に人気が高く、なかなか入手困難なほど、作製依頼が届いているそうです。
印刷作業のプログラムでは、封筒や名刺など、多種多様な印刷物の作製が行われていました。一度印刷の版を作製すると、継続して印刷が注文できるため、リピーターも多くお見えになるそうです。
清掃関連のプログラムでは、車両洗車の実習が行われていました。訪問者や保護者の方の車両があるときなどは、綺麗に洗ってもらうこともあるそうです。
その他にも、アルミ缶やペットボトルの資源リサイクルのプログラムや、岐阜大学の先生の指導も頂きながらバイオテクノロジーを活用した植物育成のプログラム、木工に関するプログラムなどもあるそうです。
様々なプログラムを視察させていただいたい最後に、生徒の皆さんが作製された製品の販売がされ、視察したメンバーで購入をさせてもらいました。一つ一つの品質の高さ、お値打ちな価格設定に驚かせながら、この日の視察を終えました。先生方が生徒たちの個性を見つめて、より適正のあるプログラムを提供していることやそれに取り組む生徒たちのいきいきとした表情が印象的な視察でした。