平成29年9月9日(土)に鷺山公民館にて、健康講座 第2弾 ここまできた!胃がん治療の最前線が開催されました。
講師には、正木在住の岐阜大学大学院医学系研究科・腫瘍制御学講座 腫瘍外科学分野 教授 岐阜大学医学部附属病院 がんセンター長の吉田 和弘先生をお招きして、講話を頂きました。
講話では、がんの種類やその治療法、大学で取り組まれている新規抗がん剤や分子標的治療といった最新のがん治療や内視鏡や腹腔鏡資料を活用した治療などの情報についてもお話を頂きました。
皆さんの生活の中で、癌を予防するためにできることとして12カ条のポイントも紹介頂きました。
1.いろどり豊かな食卓にして、バランスのとれた栄養をとる
2.ワンパターンではありませんか 毎日、変化のある食生活を
3.おいしい物を適量に 食べ過ぎをさけ、脂肪をひかえめに
4.健康的に楽しみましょう お酒はほどほどに
5.特に、新しく吸いはじめない たばこを吸わないように
6.緑黄色野菜をたっぷり 食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
7.胃や食道をいたわって 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
8.突然変異を引き起こします 焦げた部分はさける
9.食べる前にチェックして カビの生えたものに注意
10.太陽はいたずら者です 日光に当たりすぎない
11.いい汗、流しましょう 適度にスポーツをする
12。気分もさわやか 体を清潔に
また、岐阜県の女性では、胃がんの割合が全国に比べて高いことも紹介されました。
全国の女性では胃がんの死亡率は4位なのですが、岐阜県は1位になっています。発見時の進行がんの割合も10%多くなっています。
実は、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの5大がんのうち、「胃がん」の検診受診率が最も低く、岐阜県の受診率で11.3%となっています。
検診をうけて、早期発見、早期治療を行うことが、よりよい生活をおくるために、重要です。みなさん!胃がん検診を受診しましょう!合言葉は「検診GO!」