平成27年12月19日(土)に鷺山公民館にて円空彫を体験する公民館講座が開催されました。
講師には、鷺山在住で公民館クラブの水墨画クラブの代表を務めてくださっている霜田英二さんをお招きし、初めての方でもチャレンジできる手軽な円空彫を教えて頂きました。
本当に「円空彫」が出来るのかしら?と思ってしまいますが、それが見事に出来ていくんです!配布してもらった資料に従って、台座、衣の姿、顔を彫っていくと見事に仕上がっていきました。
一つ一つの手順をホワイトボードを使って説明をしてくださり、実際にどのように彫っていくのか見本を見せてもらいながら参加者が彫り進めていきました。
切れ味鋭いのみを木槌で上手く叩きながら彫り進む作業も行いました。この講座で使用した彫刻刀、小刀、のみ等の刃物の切れ味は本当に抜群で、気持ちよく彫り進められました。それ故に、使い方には慎重にならないと怪我の素になります。
円空彫の作業も最終盤になると、一番大事な顔の彫りに取りかかります。目の細さ、眉毛とのバランス、鼻の高さ、上唇・下唇のバランスなど、順を追って説明してくださいました。
顔の姿は彫る人それぞれで特徴があり、霜田先生曰く「男性が彫ってくと自然と奥方の顔に似てくる」とか。
説明を受けながら参加者が彫り進んでいくのですが、なかなか顔の姿が決まらない時は、少しだけ手直しの先生にして頂きました。
2時間という短い時間ではありましたが、参加者みんな円空彫を完成させることが出来ました。