令和8年3月22日(日)に、岐阜市上土居198番地1に整備された岐阜北消防署・消防本部整備工場・北部防災備蓄拠点の完成式 及び 内覧会が開催されました。



完成式に招待された多数の来賓、関係者の皆さんが、開会前から新しくなった岐阜北消防署の様子をご覧になっていました。
完成式では、主催者として柴橋 正直 岐阜市長から挨拶があり、岐阜市においては、消防力の適正配置を図り、消防需要に対応した効率、効果的な消防体制の構築のため、岐阜北消防署・消防本部整備工場を移転することになった旨、紹介がありました。また、今回の岐阜北消防署の整備にあたり施工に従事された企業を代表して、株式会社サニー建築設計 及び 大日本土木株式会社に感謝状が授与されました。



また、来賓を代表して、竹市 勲 岐阜市議会議長、渡辺 嘉山 岐阜県議会議員、棚橋 一雄 常磐自治会連合会長から祝辞が述べられました。



完成式終了後には、岐阜北消防署入口において、記念のテープカットが執り行われました


その後、参加者が3つのグループに分かれて、内覧会が実施され、施設の紹介が行われました。
まず、岐阜北消防署の看板のデザインについて説明があり、昔の消火活動で使用されていた『とび口』のイメージしていることが紹介されました。消防署の入口には、緊急電話が整備され、一般市民の皆さんが岐阜北消防署に訪問された際に職員の方に連絡をする電話が整備されるそうです。


岐阜市北消防団の本部室では、岐阜市北消防団本部団員の皆さんが日頃の会議を行う場所も確保されていました。


鑑識室では、火災現場で発見された火元と考えられる物品の鑑識作業が行えるように顕微鏡や解体に使用する機材が整備されていました。消防職員の皆さんも、こちらでの作業を通して様々な鑑識に関する知識を習熟されていくそうです。


岐阜北消防署で保管されている過去の消防関連資料の展示スペースでは、岐阜北消防署の変遷が分かる写真や、昔の消火活動で使用された消防機材の展示がされていました。こちらの展示は定期的に変えていくことができればいいという説明があったので、新しい展示がされる度に見学をしてみたいものです。





100名規模の会議を行える大会議室や、消防職員の体力向上に向けたトレーニング室も設けられており、天井には、懸垂ができるバーもありました。


24時間、365日不休で活動する消防署であるため、消防職員のための食事を調理する調理室&食事スペースもIHコンロで整備されていました。


火災現場に出場した職員が汚れを落とすための浴室も男女別に整備されており、女性の消防職員のプライバシーを守りつつ、快適に勤務できる設備も整備されていました。当直職員の仮眠室も、岐阜北消防署では岐阜市消防本部として初めて『個室』の仮眠室が整備されたそうで、消防職員が働きやすい環境を整備することに配慮されていることがわかりました。






岐阜北消防署の執務室も広く整備されて、壁には岐阜北消防署の管内の住宅地図が貼られており、災害現場の位置もすぐに確認できる様になっていました。柴橋 正直 岐阜市長もご自身の自宅がどこにあるのか、管内図を確認されていました。



消防職員が出動する際に機材を装着するための出場準備室も効率よく運用ができるように、様々な工夫がされていました。また、現場で使用した消防服を洗浄する洗濯機と乾燥機も非常に大きな機材が整備されていました。現場で使用する空気ボンベの管理室も隣接して配置されていました。






救急出動のために、救急出動する職員のための殺菌、消毒等、その業務の特殊性を考慮して救急出動する職員と救急車までの動線が工夫されていました。



消防職員の皆さんが、様々な災害現場を想定して訓練ができるように、木造家屋や集合住宅を模した訓練施設も整備されていました。施設内部の間仕切りは様々に変更が可能で、多種多様な現場を想定した訓練に取り組める工夫がされていました。燃焼実験室や立坑訓練エリアも整備されており本当に様々な訓練が取り組める施設のようです。



岐阜北消防署と同じ敷地内には、岐阜市危機管理部が管理する『岐阜市北部防災備蓄拠点』が整備されていました。
この場所は、岐阜環状線に隣接し、東海環状自動車道 岐阜ICに近い位置にあることから、大規模災害発生時に、域外から支援物資を受け入れる場所を想定して考えられていました。大規模災害発生時には、新物資システム『BーPLo』に基づき、この拠点から各避難所に物資が運ばれることになるそうです。






岐阜市北部防備蓄拠点の上を活用して、ロープ渡過訓練や急斜面での訓練ができる施設も整備されていました。別の倉庫には、国から預かっている特殊な消防車両も保管されており、大規模災害が発生した際に使用される4台がありました。


岐阜市消防本部が所有する様々な消防車両の整備ができる整備工場も整備されていました。はしご車などの大型車両も整備できるように、非常に天井の高い整備工場となっていました。



内覧会終了後には、岐阜北消防署 職員による消防訓練が披露され、訓練施設を活用して、逃げ遅れた要救助者をロープと担架を使って救出する訓練や消火するための放水訓練が披露されました。








来年度末には、岐阜北消防署の南側に約5千平米の消防車両の待機場所やヘリポートが整備される予定です。この場所は、岐阜市で大規模災害が発生した際に、周辺地域から救援に来てくれた各消防車両を受け入れるための施設となります。このエリアの整備は、2024年1月1日に発生した能登半島地震での救援体制の構築の必要性に基づき整備されていくものです。



本当に、様々な工夫、最新の機器、が整備される中、岐阜市全体の防災力の向上に寄与する施設が整備されたことは、岐阜市民の安心・安全な生活を守るものになると感じることができる内覧会でした。



