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健康講座 介護食って何?

令和7年7月1日(火)に鷺山公民館にて、岐阜市社会福祉協議会 鷺山支部、鷺山公民館主催 健康講座が開催されました。

この日は、健康講座に参加された皆さんの骨密度測定や血圧測定が行われました。血圧の数値は、隠れた病気を見つけるために重要なポイントです。骨密度はフレイルや寝たきりにならないために重要な骨の強度が分かる数値です。この二つの測定を皆さんに受けてもらい、現在の体の状態を知ってもらういい機会になったと思います。

北保健センターの川島保健師からは、先ほど測定した骨密度の結果を踏まえて、骨粗しょう症を予防するために取り組める日常の生活習慣について、教えて頂きました。骨粗しょう症は、加齢など原因で骨の量が減少して、骨がもろくなってしまう状態です。このような状況になると、日常のちょっとしたつまずき等で骨折など骨を痛めることに繋がり、その影響でロコモやフレイルと呼ばれる運動機能の低下を招きます。

そのようなことならないための運動や食事の重要性を教えてもらいました。

また、岐阜市地域包括支援センター北部の大野保健師からは、口腔ケアの重要性についてお話を頂きました。お口や歯の健康を保つことは、高齢者にとっては嚥下障害や誤嚥性肺炎を防ぐために非常に重要です。そのためにも、お口の体操や歯磨き等歯のケアを行うことが重要であると教えてもらいました。

この日の講話の最後には、鷺山自治会連合会 副会長も務められる山田 美代治さんから、「介護食って何?」と題して、高齢者の介護における食事の重要性と家庭で出来る介護食についてお話を頂きました。実は、この日講話をいただいた山田さんは、『介護食士』という内閣総理大臣認定・公益社団法人全国調理職業訓練協会が認定されている資格をお持ちです。その介護食士として活動された経験を踏まえて、高齢者にとっての食事、家族にとっての食事という視点にあてて、お話を頂きました。

介護を受けている高齢者にとって、食事を摂ることは非常に重要です。そして、その食事を摂ることが、ただ栄養を補給するのではなく、心の栄養も満たすためにも、『家族と一緒の食事を楽しむ』ことの重要性を教えてくださいましたあ。そのための食事の準備に必要な飲み込みやすい食材の調理方法についても、家庭で出来るポイントを教えてくださいました。

これからも、骨やお口の健康を保ちつつ、日頃の食事も気をつけて、健康寿命を延ばせるような生活習慣を心がけていきましょう!