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熱中症予防のために ミニ集会 開催

令和6年6月29日(土)に鷺山公民館にて、鷺山青少年育成市民会議 主催 ミニ集会が開催されました。

今回のミニ集会のテーマは、「熱中症予防」です。近年は非常に厳しい暑さ連日続く夏を迎えることが多くなっています。そのような厳しい暑さの中、熱中症予防対策は急務になってきています。そこで、岐阜市北保健センターの鷲見保健師に熱中症予防に向けての対策について講話を頂きました。

熱中症から身を守るためには、気温が28℃以上、湿度70%以上、暑くなりはじめの日や急に暑くなった日、風のない日、熱帯夜の翌日が熱中症になりやすい条件になります。また、高齢者、乳幼児、持病を持っている方、暑い場所で作業や運動をしている方は、熱中症にかかりやすい方になります。

熱中症にならないために、暑さから身を守る4つの工夫があることを教えて頂きました。

①室内の工夫(高温多湿にならない環境づくり)

熱中症は、屋外の厳しい日差しの下でなるものとは、限りません。室内でも熱中症にはなることが多いです。室温が28℃を超えないように扇風機やエアコンを使用し温度管理をすることが重要です。直接の日差しを遮るために、遮光カーテンやツル植物などの緑のカーテンによる日よけも活用したり、風通しのよい環境を作ることも重要です。

②外出時の工夫(日差しをよけて暑さ対策を)

外出時には日傘や帽子を着用し直接日差しを浴びることを防ぎましょう。また、天気のよい日差しの厳しい日中の外出をできるだけ避けることも重要です。外出時には木陰などがある場所で小まめに休憩をして、常に給水が出来るように飲料を持ち歩くようにしましょう。

③衣服の工夫(熱がこもらないように)

麻や綿など通気性のよい衣服を選び、襟元がゆったりとして風通しのよい着こなしをすることで体に熱が籠もることを防ぐことが出来ます。また、黒色系の服は炎天下では熱を吸収してしまうので、避けるようにしましょう。吸湿性速乾性素材の下着を選ぶことも有効です。

④日常生活の工夫(疲れや熱を体にためない)

汗をかくと身体から塩分が失われます。塩飴やスポーツドリンク等を活用して意識して塩分をとるようにしましょう。体調が崩れると熱中症になりやすくなります。バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠など生活リズムを整えるようにしましょう。屋外での作業では、冷感グッズなどを活用して、体の温度を下げる工夫も重要です。また、エアコンの活用、通気性・吸水性のよい寝具などを活用して、快適な睡眠環境を整え、質のよい睡眠がとれるようにし、体の疲れをとるようにしましょう。

このようなポイントに留意しながら、熱中症にならないようにしていきましょう。そのような対策を講じても熱中症になる可能性があります。万が一熱中症と思われる症状に見舞われた際は、速やかに涼しい場所に移動し、首筋や脇の下、太腿の付け根など太い血管が流れている場所に保冷剤や冷たいタオルなどを当てて、体全体を冷やすように心がけましょう。それでも症状が回復しない場合は、すぐに119番に連絡をして、医療機関での処置を受けるようにしましょう。

熱中症は、誰もがなり得る可能性があります。日頃の生活から注意をして、熱中症にならないように心がけて生きましょう。