平成27年10月22日(木)に健康相談が開催されました。健康相談では、毎回保健師による健康についての相談、血圧測定、尿検査が行われます。日頃の皆さんの体の調子を見るには非常に良い機会になっています。
それと共に、毎回テーマ毎の健康セミナーも開催されます。
10月のテーマは、「インフルエンザにご用心」です。
これからの季節、インフルエンザが猛威をふるう季節がやってきます。
そんな時期に備えて、インフルエンザについて学習しておきましょう!
インフルエンザは、風邪とは異なる病気だということを意識してください。日本では毎年1千万人がインフルエンザにかかっており、高齢者には特に注意が必要な病気です。
1)インフルエンザの特徴
38℃以上の発熱・全身の倦怠感・関節の痛みなど全身症状としてあらわれます。インフルエンザのピークは毎年1月~2月頃になります。
2)高齢者は特に注意が必要
COPD(慢性閉塞性肺疾患)、ぜん息、慢性心疾患、糖尿病など持病があると重症化しやすくなります。
また、風邪をきっかけに生活機能が低下しやすいので、注意しましょう。
3)日頃からできるインフルエンザの予防方法
①外出後は手洗い・うがい・口をゆすごう!
15秒以上の流水、石けんを使って手洗いを心がけましょう。たっぷりの泡で手のひら、手の甲、指先、爪、指の間、手首など、しっかりと洗うことが重要です。
また、この頃よく見かけるようになったポンプ式の消毒用アルコールの活用も効果的です。
②十分な休養、バランスのよい食事で、基礎体力を維持しておこう!
体の抵抗力を維持することが重要です。十分な休養(睡眠)、バランスのよい食事を心がけましょう。
③人ごみに近づかないようにしましょう
インフルエンザの流行シーズンは、人ごみや繁華街への外出は極力避けましょう。どうしても出かける時は、マスクをつけて外出し、咳をしている人には近づかないようにしましょう。
4)流行する前に予防接種を受けましょう!!
予防接種はインフルエンザの発症の可能性を減らすと共に、重症化を防ぎます。
予防接種の効果が出るには、接種後約2週間かかります。早めの予防接種が効果的です。
5)感染のおそれがあったら・・・ウイルスは経過が早いので重症化しやすいです。マスクをして早めに受診しましょう。
インフルエンザウィルスは急激に症状が進み、重症化(水分がとれない・息切れ・胸の痛み・嘔吐や下痢・長引いた症状)する場合があります。
体調がおかしいなぁと思ったら、早めに医師の診察を受診しましょう。発症から48時間以内に抗インフルエンザ薬を飲むことで、治癒しやすくなります。
6)感染した場合の注意:処方された薬は症状がなくなっても処方されたとおりに使用しましょう!
感染してしまった場合は次のようなことに注意しましょう。
①部屋を加湿し、脱水症状を防ぐために水分をこまめにとりましょう。
②熱が下がっても2日ぐらいは、外出は控えましょう。(まだ人にうつす可能性があります。)
③処方されたクスリはなるなるまですべて飲みきりましょう。
④1時間に1回程度の小まめの換気をしましょう。
⑤感染した人も、家族の方もマスクをしましょう。
⑥小まめな手洗い、アルコール消毒をしましょう。
⑦栄養バランスとのとれた食事をしましょう。